みずきのブログ(Mizuki's blog)

アメリカにいる日本人学生


スポンサードリンク

お客様至上主義

日本のサービス業ってすごい丁寧な接客ですよね!

しかも、それはどこか限定的なことではなく、どこでも同じ水準のサービスを受けることができます。外国の方は日本の接客を受けて、大体の方が感動するそうです。

 

海外旅行したことある方なら、わかると思うが日本以外では日本と同じサービスは受けられないでしょう。

例えば、コンビニに行っても入ったらお互いに挨拶するし、一言二言話します。

ましてや、挨拶しないのは向こうの人からしたら気持ち悪いと思います。

暇な時間は従業員同士で話したり、携帯をいじったり、座って漫画を読んだりと、自由にやってる感じがしますね。笑

 

一方、日本の場合、

コンビニ入ると、「いらっしゃいませ~!」と声が聞こえます。これに返すことはない。そもそもなんて返したらいいのかもわからないですが。笑

レジで会計をする際も、店員さんが一方的に話すだけで買う側は何も話さなくても会計は終えることができます。

時には、電話をしながら、イヤホンをしたままのひともいます。

初めて会う人に、こんなことをしながら自己紹介するひとはいるでしょうか。

絶対にいない。 だとすると、どうしてこんなことをするのでしょうか。

それは、店員だからだ。意識しなくても、潜在的に下に見てしまっているのでしょう。

誇張して言うと、人だと思っていないのかもしれません。

 

はたして、働くのは人間である意味があるのか?甚だ疑問を抱きます。

結果、買う側はレジ打ちロボットを求めているのだろうということで収まります。

 

日本以外の国が、個人で接客しているのに対し、日本は会社の一部として接客をしているように感じます。

マニュアルがあり、そこから外れないようにしなければいけません。

それは大企業であればあるほど、大都市にであればあるほどそうなります。

 

買うことは、需要と供給があって成り立ちます。本来の形としては、商品⇔お金なので買い手と売り手の関係は対等です。買う側は、その商品が欲しいから対価として、お金を払ってそれを手に入れます。しかし、現状では買う側は大げさですが潜在意識として「買ってやってる」売る側は「買っていただいている」という考えでいるように思えます。また、その対価の中にサービス(接客)を含めているので、先述の考えが出てきたのだろうと思えます。サービスを対価の内側に含むのではなく、対価の外に付加価値として+αする・されているという考えならば、気持ちよく接客を受けられはしないでしょうか。

店員さんの対応がいいのも接客が対価の内にあるのであれば、当然のように思えます。

反対に、接客が対価の外にあるのであれば、それはすごく心地良いでしょう。

 

少し違いますが、海外では、チップがその役割を果たしています。ただ単に感謝の気持ちとして渡す場合もあれば、初めに渡し優先的にサービスを受ける為だったりと。

 

日本に長く住み、日本の典型的な接客に馴染んでしまえば、接客を対価の外に感じることは難しいことでしょう。

売る側のミスでクレームが来る場合は仕方ありません。

この接客が普通になると、中にはマニュアルから少し逸した接客を受けたから。自分がムカついたから。ちょっとしたことですぐにクレームをつける人もいます。

そこには、特に何を考えているのではなく、「自分はお客様なのだから 」という意識があってのものでしょう。

こういうことの対応を自らしたいという人はめったにいないですよね。

 

愛想がいい人には売る側も良くしたくなりますよね。

逆に、愛想が悪い人だとサービスをよくしたいとはあまり思えないですよね。

この考え方はとても人間的だと感じます。

しかし、その考え方は日本の接客だとタブーです。

どんな人であっても、同じように接するのが基本です。

それが普通だと思えるのなら、日本の接客に慣れてしまっているということで思います。僕はマザーテレサを自分に求められているのか。と感じます。

良いサービス(接客)を受けたいのであれば、まずは自分から良い立ち居振る舞いをすべきではないでしょうか。

愛想がいい人に、相手は冷たい態度は中々取りにくいと思います。

もし、ずっと無言だったとしても 、最後に「ありがとう」の言葉だけでも全く違ってくると思うので、それだけでもいうことは大事だと思います。

相手の立場になるというよりは、日本の接客業を経験すれば自分が売り手の時にされていやだと思うことはしない。もしくは、申し訳ないように頼むでしょう。

それこそ普通ではないでしょうか。

 

 

1位 ルクセンブルク 12.4ドル(約1378円)

2位 フランス 11.5ドル(約1278円)

3位 オーストラリア 10.8ドル(約1200円)

4位 ベルギー 10.7ドル(約1189円)

5位 オランダ 10.4ドル(約1155円)

6位 アイルランド 10.3ドル(約1144円)

7位 ニュージーランド 9.6ドル(約1067円)

8位 イギリス 9ドル(約1000円)

9位 カナダ 8.2ドル(約833円)

10位 スロベニア 7.5ドル

11位 アメリカ 7.3ドル(約811円)

11位 日本 7.3ドル(約811円)

13位 韓国 6.1ドル(約678円)

 

これが何の順位か分かるでしょうか?

 

世界の最低賃金(時給換算)です

 

世界一の接客と言われている日本はなんと11位なんです!!

物価の違いはありますが、それだけでは解決できない話です。あれだけの接客をしているのに、労働の対価としてはこれだけしかないことにかなり驚くべきことです。

金額とサービスの質は、比例するでしょうか。全く関係ないものだということは上のランキングを見て分かります。

 

なぜこんなにも、低いのでしょうか。

あれだけ高レベルのサービスを求められているのに、これだけしかもらっていない。

それを考えると、接客態度が良くない店員さんがいたら、逆に愛想を良くしてみませんか。すこしミスしたくらいでクレームをつけるのはやめて、大目みることにしませんか。

 

現在、接客業をしている人で、不満に思っていることがある人はかなりいると思います。

それは、お客様至上主義であり、サービス過剰である日本の接客だからでしょう。

全体で批判的な意見を述べてきましたが、良いところがあることも理解したうえでのことなので、全部が悪いという風には思っていません。

双方の良さがあるので、海外の接客が良くて、日本の接客が悪いということでもないと思っています。

 

人間がすることなのだから、人間的に許容しましょうということが総じて言いたいことです。

 

 

拙い文章ですが、最後まで読んでくれた方はありがとうございました。

人の価値観はそれぞれですから、自分の考えだけが正しいとは思いません。

思うことは人によっていろいろあると思います。

なので、ぜひ意見をください。