止まっていますか?それとも,,,
ビル、デパート、駅。
大きい建物に共通してある乗り物といえば、
エスカレーターです。
エレベーターもありますが。
今回は主に駅について話を進めていきます。
関東ではエスカレーターに乗るとき、左側に立ち、右側を空けますよね。
関西では逆に、右側に立ち、左側を空けます。
真ん中にある名古屋では、両側に立ち、どちらも空けないそうです。
名古屋のこの乗り方については世間的に良くないことだと言われていたのですが、最近それがそうでもなくなってきたみたいで、名古屋の両側乗りをスタンダードとなるように進められているようです。
そして今日話したい事はこのエスカレーターの乗り方についてです。
エスカレーターと検索してみると、片側空けについての記事がたくさん上がってきます。それ程に議論されているということでしょう。
皆さんは普段乗るときに必ず左側に乗りませんか?
右側に誰もいなくても、左側に並んでいませんか?
なぜなら、急ぐ人が歩くように右側を空けるというのが、マナーとして浸透しているからです。
この片側空けは、そもそも海外の発祥のようです。それが日本に伝わってきたという感じですね。世界でも片側空けがスタンダードとされています。
http://osaka.machiblog.jp/naomi/2015/08/23/2098/
この写真はあまり並んでいないですが、右側が空いているのに左側に並んでいますよね?
右側に乗ってもいいんじゃないですか。
この写真時はラッシュ時ではないので、右側を歩いて行く人はちらほらいるくらいでしょう。
この左側に乗るための待ち時間こそ無駄だと思います。待っている人の時間に対して、歩く人が短縮できる時間は微々たるものでしょう。合理的に考えても、片側空けは良いとは言えません。
さらに安全面で言えば、 エスカレーターを歩く人は、基本急いでる人でしょう。
少しの時間でもいいから、早く移動したい!と考えながら歩いているので、あまり周りに気を配れていないかもしれません。
歩いてエスカレーターを乗る人が、立ち止まって乗っている人の荷物に当たり、バランスを崩して倒れてしまったり、歩いている自分自身が滑ったり、踏み外してしまったりとリスクがあります。
歩いてエスカレーターを乗ると、新たな危険を自ら発生させる可能性があると言えます。
自分だけならまだしも、他の人を巻き込むことはしてはいけないでしょう。
そもそもエスカレーターは、立ち止まって乗ることを前提としてつくられていて、歩くことを想定してつくられていないのです。
その為、大勢の人が同時に歩くと共振が起こり、エスカレーターの耐久性を下げ、思わぬ事故を引き起こす原因になるようです。
たまにニュースで見かける逆走したり、抜け落ちてしまうのはこういうことの積み重ねで起こってしまうと考えられます。
しかし、駅の場合は階段がなく、エスカレーターだけというところもあるので、一概には階段を使えば解決するということでもなさそうですね。
両側に立って乗った場合と、左側には立ち止まって乗る人と右側には歩く人が乗った場合、
いったいどちらのほうが効率がいいのでしょうか。
それは両側に立って乗った場合です。
50人を乗せた場合乗り終わるまでの時間は両側乗りの方が20秒ほど早いそうです。
運搬効率でいっても、両側乗りに軍配が上がりました。
ここまで、片側空けと両側乗りについて話をしてきましたが、現在の片側空けはマナーとして成り立つでしょうか。
新たなマナー、もしくはルールとして、両側乗りが推奨されるべきだと思います。
正しいルールとしては歩行禁止なので、どちらも空ける必要はないのです。
鉄道各社は、歩くのはやめて手すりにつかまるという呼びかけをしているようです。
それには強制力もなければ、これからもそれに強制していく気はないということなので、この議論に決着がくるのはまだまだ先になることでしょう。
実際には、半分以上の人がエスカレーターを歩いて乗っているようです。
歩く派の人は、こういう記事を見ると変なことを言っているなと思うかもしれません。
ただ、それがいつか逆転し、歩くことが少数派になった時に、歩くなと言っている人のことがわかるのではないでしょうか。
立って乗っていますか?歩いて乗りますか?