みずきのブログ(Mizuki's blog)

アメリカにいる日本人学生


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休みましょう、、、

少し不便な社会を受け入れてみませんか?

最初にとても参考になった記事の紹介をします。

 

「24時間営業の過剰サービスを先に供給することによって、国民にその需要ができて異常進化を続けてしまった末路」

 

川崎環さんの記事の一部を抜粋させてもらいました。

正にこの通りでしかなく、初めに24時間営業という業態を作り上げてしまった為にそれまでの営業形態に戻せなくなってしまったのではないか、便利すぎる世の中だと思いました。

良かったら読んでみて下さい。

https://www.sankeibiz.jp/smp/econome/news/170723/ecd1707231309001-s1.htm

 

今日では、コンビニ、ガソリンスタンド、スーパー、ファミレス、カラオケなど沢山の365日24時間営業のお店があります。

お店によってはお盆・年末年始などに休みのところもありますが、本当に年中無休のところもあります。

その代表例はコンビニです。

商業施設やマンションなどの建物の関係上、閉めざるを得ない店舗を除いて24時間営業でない店舗はかなり少ないでしょう。

その理由としては、24時間営業でないと本部からの補助金が減るからです。なぜ24時間営業を事実上半強制状態にするのか。それはフランチャイズ店舗のランニングコストはオーナー持ちであり、フランチャイズの仕組みは商品一個の売り上げに対してロイヤリティというものが発生するので、本部は一個でも売り上げがあれば儲かるというものです。なので、24時間営業を半強制状態にする訳です。

私は某大手コンビニで夜勤をしていましたが、終電が終わってからは数えられるくらいの来客数しかありません。確実に利益より人件費の方がかかってるよなあと感じていました。私の賃金は夜勤だけで賄えてるのかといつも心配していました。

深夜帯は本当にそれくらいの来客数しかないのに24時間営業する必要性はありますか?

 

コンビニは公共のインフラを目指してるようですが、川崎環さんが仰っているように"先に需要を作り出した"だけで本当に必要なのかと考えたらそんなこともないと思います。

 

ラテンの国スペインでは、日曜に開いてるスーパーは珍しいです。ほぼお休みです。バルセロナ一番の繁華街にあるデパートですら日曜は休みです。僕も行った時は少し不便だなと感じましたが、毎週日曜が休みと分かっているのでそれに合わせて前日に買い物を済ませるようにするので特に問題はないでしょう。

年末年始や夏休みなど3週間やそれ以上の日本では考えられないくらい長い休みが取れます。

その間は休みのお店が多いですが、やってるところもあります。もちろん休みのお店が多いことは不便ですが消費者も自分達が休みなのだから他の人が休んでもいいと思ってます。

「少し不便な社会。だけど、みんなが少し幸せになれる社会。」

スペインはこういう国です。

 

私達日本人は自分以外の労働者にも寛容であるべきではないでしょうか。

コンビニが休む日があってもいいじゃないですか。

ディズニーリゾートが休む日があってもいいじゃないですか。

もし自分が休暇でお出掛けをした時に、

・レストランや売店が休みだとしてもしょうがないと受け入れるのか、

・営業しろと文句を言うのか。

前者は少し残念ではありますが嫌な気持ちはしません。後者はお店側はもちろん嫌な気持ちになるでしょうし、文句を言う方も良い気持ちにはなりません。

たまの出先でお店が休みだったら、「なんだよ〜」と思うかもしれません。運が悪かったなで終わりですよね。

毎日営業しているということは当然ながら、そこで働いてる人がいるから成り立っているということです。いつでも開いているとなれば消費者としてはとても便利なものです。あくまでも開いてるから行く訳で、開いていなければ絶対に行くことは無いでしょう。

最初に無休営業を始めたお店に対抗して他のお店にも消費者にもそれが当たり前という風潮が浸透していってしまいました。

先程と重複しますが、スペインのようにスーパーが日曜休みとなれば、そこに合わせて生活も変わってくるでしょう。

 

なので年末前に買い込んで、せめて年末年始くらいはみんなお休みにしてゆっくりするという風潮が広がってほしいです。